ボスは誰だ
「ボスが誰かを把握させる」
これって『学び合い』をやるためには絶対必要なことでは?
教え方というテクニックではなく、誰がボスかを把握させるためのテクニックは必要。
私は子ども達に任せすぎてしまい、しっくりこない時もたくさんあります。
『学び合い』を始める時に「よし、どんどん子どもにやらせよう!」と決心して始めたものの、徐々にだれていくみたいなことがあります。
可視化、課題の提示、等いろいろ原因はあると思いますが。
その原因の一つにクラスのボスが担任だという意識を持たせることができなかった場合があると思います。
厳しいとか、怖いという意味ではなくて。
『学び合い』をすると、簡単に子ども達は学び始めます。そして、教師の評価や語りがどれだけ子ども達に伝わるかがその後の『学び合い』に関係してきます。
これはその教師の個性によってやり方はいろいろでしょう。
いずれにしても厳しさが必要なのかもしれません。
やさしい笑顔の裏にある厳しさ。熱く子ども達に語りかける厳しさ。
厳しさと表現していいのかはわからないが、ただやさしく子ども達に任せるだけではなかなかうまくいかない状態も見ることがあります。
子ども達が自分達でどんどん学び始めるためには、やはり裏にはボスの存在があるはずです。
ボスは誰かを把握させるテクニックは若い先生達には伝えていく必要があります。
テクニックと言っていいかはわかりませんが、重要なことは真剣に語るということでしょう。でも、それが難しい。
子ども達に求めることや将来についてを心の底から真剣に語ることでしょう。結局それしかないです。
でも、これって『学び合い』でも『学び合い』でなくても同じことですよね。ということは、結局教師は真剣に語るということが一番大事だということですよね。
テクニックはいらないということを勘違いして、子ども達にボスを認識させることができないと『学び合い』は前進しません。
私の課題でもあります。
一日一日真剣に子ども達に語りかけます。
語る以上、何らかの語るテクニックは必要です。語りが伝わるテクニック。
最後は「真剣に語る」しかないですね。
真剣に語るテクニックも人それぞれですが。